モンテベッロ・イオニコは、イタリア・カラブリア州レッジョ・カラブリア大都市圏にある自治体です。市域には、フォッサート・イオニコ、マゼッラ、サリーネ・イオニケなどの地区が含まれます。
歴史的背景
モンテベッロ・イオニコは古代に起源を持ち、サント・ニチェートの封土の一部でした。ビザンツ帝国やノルマン人など、長い歴史の中でさまざまな支配を受けました。1806年の封建制度廃止により、自治体として独立しました。
文化・自然遺産
丘陵地からイオニア海を望む美しい風景や、地中海性植物が豊かな内陸の自然が広がっています。見どころの一つは、貴重な美術作品を所蔵するモンテベッロ・イオニコの母教会です。また、アスプロモンテ山地へのハイキングの出発点としても知られています。
サリーネ・イオニケ(Saline Joniche)
サリーネ・イオニケは、モンテベッロ・イオニコに属する海沿いの地区で、1970年代に建設された旧Liquichimica Biosintesi工場跡で知られています。この地域にはモンテベッロ・イオニコ港や、渡り鳥が多数生息する重要な湿地帯「サリーネ・イオニケのパンターノ自然保護区」も含まれています。